COILとは

COIL(Collaborative Online International Learning)とは、異なる教育機関、国、文化の学生と教授を結びつける強力なオンライン国際協働学習です。COILでは、異なる国の異なる教育機関の教員同士が連携し、時間・距離・言語・文化の制約を超えて、学生同士が学び、議論し、そして協力し合えるような授業を構築します。

COILには、いくつかの実施方法があります:

1) 同期的な交流:連携大学間の時差が小さい場合は、ZOOMやCisco WEBEX、Google Hangout Meets、Microsoft TEAMS、Slackなどのバーチャル会議用プラットフォームを利用して、学生はリアルタイムで授業に参加することができる。

2)非同期型の交流:FLIPGRID、PREZI、Mediasite、Manaba、CANVASなどのツールを利用してアップロードされたビデオやファイル、メッセージ、コメントを介して学生同士が交流する。

3)ハイブリッド型交流:同期型と非同期型の両方を組み合わせたもの。

本学における「大学の世界展開力強化事業」(米国から鹿児島、そしてアジアへ~多極化時代の三極連携プログラム)においては、連携大学がアジアと米国にあるため、同期・非同期型の両方の方法を適宜用いています。

通常、COILクラスは、以下のような流れで構成されています。

1) イントロダクション&アイスブレーカー:お互いの文化などを理解し合うための楽しいアイスブレーカー(ゲームなど)を通して、生徒同士の距離を縮め、信頼関係を築きます。

2)課題共有:参加者全員が、授業のテーマを共有し、理解します。

3) 共同作業:ここでは、参加者全員の積極的な取り組みが重要となります。

4)最終段階では、グループ/個人でのプレゼンテーションと振り返りを行い、学生たちがCOILでの経験を自分自身や他者、そして彼らを取り巻く環境について新たに考え直すきっかけとなるよう導きます。