2月11日、農獣医共通棟101号室にて、学生による『世界展開力クラスシンポジウム(Kagoshima Triad Program Symposium 2020)』が開催され、学生・大学院生49名、教職員11名が参加しました。
本学は現在、オンライン国際協働学習(COIL:Collaborative Online International Learning)を活用し、鹿児島大学・米国8大学・アジア諸国8大学の三極連携で教育・学生交流を行う「米国から鹿児島、そしてアジアへ-多極化時代の三極連携プログラム」事業を文部科学省の支援を受けて進めており、本シンポジウムはこの事業に参加する学生によって企画されたものです。学生らは、「島嶼へき地医療コース」、「環境建築デザインコース」、「ナノバイオコース」等、8つの専門的なコースのうち希望する一つを受講し、実際の海外留学とオンラインによる指導を受けます。
第1部では、各コースの留学体験に基づくプレゼンテーションを行い、学生は専門性の高い内容を英語で発表しました。各協定校の学生との交流や現地での活動を報告し、シンポジウム参加者と共有しました。
第2部では、シンポジウムを開催しました。本学の協定校である国立中興大学(台湾)のDr.Chi-Chung Chou氏を特別講師としてお招きし、獣医学の観点から見た食の安全に関する特別講義が行われました。
第3部では、「よりよい学生生活を送るために」というテーマのもと、参加コース同士でのディスカッションを実施。学生らは、海外の学生と日本の学生の違いを述べたり、現地での活動に基づいた意見を交換するなどし、この経験を今後どのように生かしていくかを考えました。
なお、当日は参加した学生を対象に事後アンケートを実施しました。アンケート内容をもとに準備期間やプログラム内容を見直し、今後さらに改善してシンポジウムを開催する予定です。