<国際共修 Kagoshima de SDGs II>地域から世界へ:異文化をつなぐインターンシップ体験 Bridging Bordes: An Intercultural Internship Experience in Osaki, Japan

<授業目的>
この授業は、日本人学生と外国人学生がペアになって取り組む職業体験です。現場での体験を通して、日本の産業や会社の仕組み、働き方について学ぶことを目的とします。鹿児島県大崎町を実習の現場とすることで、日本の地域社会が抱えるさまざまな課題を知り、地域と世界をつなぐために何が必要なのか、今後のキャリアを、生き方を考えるための機会となります。両者が協力して課題に取り組むことで、既存の枠を超えた新しいアイデアや価値の創造を目指します。

<学習課題>
本授業で取り組む課題は、1.産業と地域の関係について知る(大崎町で当該ビジネスを行う場合のアドバンテージとディスアドバンテージ、ニーズや可能性など)、2. 地域や職場に外国人を受け入れる際に生じる/予想される効果と課題、その解決方法について考察する。3. インターンシップ体験で気づいたことや学んだことをベースに、海外の事例との比較において分析を行う。これら3つの課題に、パートナーや受入機関担当者との議論を通して、協働で取り組む必要がある。

<学習成果>
外国人学生にとっては、1. 日本の職場文化を深く知ることができる。2.日本人学生のペアがいることで、異文化環境において生じる一般的な誤解を避けつつ、ビジネスに関わるマナーや知識、言葉を学ぶことができる。3.地域の人々とのネットワーキングの機会を得る。日本人学生は、1.外国人学生と共に職場体験を行い、海外事例と比較することでグローバルな視野を身につけることができる。 2.外国人学生に日本の職場におけるルールや価値観をわかりやすく明確に伝えることを通して、グローバル環境で働く際に必要な能力を高めることができる。3.日本の職場や自分自身の常識、当たり前と思っていた習慣や価値観を捉え直すことができる。

<2025年度トライアルのスケジュール>
11月−12月 参加者募集、ペアリング
1月 事前学習 (90分x 2) @鹿児島大学
(1) 地域でのインターンシップの心構えと学習課題について
(2) 外国人を受け入れる際の職場でのミスコミュニケーションについて
2月-3月 インターンシップ体験 (5日) @大崎町
5月 全参加者と企業担当者による合同報告会 @大崎町

<参加にかかる費用>
インターンシップ期間中の大崎町での宿泊や現地での移動については、プログラムで負担します。食費は自己負担になります。

<参加申し込みと問い合わせ先>
鹿児島大学グローバルセンター 中谷純江
Email nakatani@gic.kagoshima-u.ac.jp
11月末 締め切り
関心のある方は、連絡をおねがいします。