こんにちは!法文学部人文学科3年の吐師みのりです。私は2025年9月から台湾の淡江大学に交換留学をしています。ここでは、私の留学までの経緯や実際の留学生活についてご紹介します。

私は、大学入学前から在学中に留学したいと考えており、語学力の向上に加えて、昔から強い関心のあったジェンダーについて専門的に学べることを軸に本格的に留学先を探しました。
ところで、皆さんは台湾がアジア屈指のジェンダー平等先進国だということはご存知でしょうか?私自身も、ジェンダーというと北欧のイメージがあり、初めはヨーロッパへの留学を検討していました。しかし、台湾では、同じ東アジアという文化的背景を持ちながらも、同性婚が制度化されているなど制度面でも社会意識の面でも日本とは異なるジェンダーのあり方が実践されていることを知ったことで、実感を持って学びたいと強く思うようになり、最終的には留学先として台湾を選びました。
さらに、私の留学先である淡江大学は国際化を教育理念に掲げている大学で、中国語圏の台湾ながら、多くの授業が英語で開講されています。そのうえ留学生向けに通常授業後に中国語の授業が行われているので、英語で専門知識を身につけ、語学力も向上させたい私にはぴったりの環境でした。
派遣留学候補生の選考過程を経て留学先が確定してからは、語学勉強だけでなく、研究計画のブラッシュアップや、手続き等の留学準備が必要です。
語学面では、授業は英語、日常生活では中国語という環境での生活に向けて、バランスをとりながら勉強することを意識しました。語学試験のための勉強だけではなく、オンライン英会話を利用したり、留学生とのイベントや集中講義に参加することなどを通して、実際の留学生活をイメージし、モチベーションを保っていました。
手続き面で苦労したのはビザの取得です。健康診断やワクチン接種の証明などを準備したうえで、証明書を福岡の領事館に提出しにいくなど多くの段階があり、大学の通常の授業と並行して行うことが大変でした。このような手続きは、留学先や留学期間によって異なるので、留学を考えている方は、早い段階から情報収集をして、時期を逆算しながら余裕を持って手続きを進めていくことをおすすめします。とはいえ、慣れない手続きは1人では難しいことも多いため、グローバルセンターのサポートサービスや実際に留学を経験した先輩などにお世話になることも重要だと感じました。
ここからは、実際の留学生活についてです。
私の留学先である淡江大学は、台北駅からMRTという電車で40分ほどの新北市淡水という場所にあります。学生向けの飲食店などが多く活気がある一方で、歴史ある建物や昔ながらの商店街もあり、台湾らしさを満喫することができます。ちなみに、駅から川を挟んだ観音山の眺めは桜島さながらで、ご縁を感じた瞬間でした。


私は大学の敷地内にある松濤館という女子寮で生活しています。家賃は約4ヶ月の1学期間あたり16,000台湾ドル(日本円で約8万円)と非常に安く、寮と学食が地下で繋がっていて利便性も高いです。それぞれ4人部屋で、お風呂、トイレは各フロア共用です。私の部屋は、私を含めて日本人2人、台湾人2人でした。留学前には初めての共同生活に不安もありましたが、毎日のコミュニケーションを通して仲が深まり、今では寮の部屋が安心できる場所となっています。
大学内にはたくさんの施設がありますが、私のお気に入りの施設を2つ紹介します。
まずは図書館です。10階建てと非常に大規模な図書館で、ソファ席や映画を観ることができるブースもあります。世界中の本が収められており、日本語の小説や専門書も充実していることには驚きました。大きな窓からは淡水の景色が一望でき、よくここで勉強をしています。


続いてインターナショナル棟(通称Tビル)です。国際学部系の授業が開講されるだけでなく、手続きや留学生活に関するサポートなどが受けられるブースがあります。また、ここでは季節ごとにイベントが開催されており、現地ならではの温度感を味わいながら、留学生や現地の学生と交流することができるのが毎回楽しみです。
冬至には、「湯圓(タンユエン)」という台湾伝統のお汁粉のようなものが振る舞われました。


授業に関しては、留学生は学部を問わず自由に授業を受けることが可能だったので、ジェンダー関係の授業を中心に、関心のある文学批評や民族文化に関する授業なども受講しています。また、留学生用の中国語の授業は細かいレベル別に開講されており、自分に合ったペースで学習を進めることができます。このような毎日の授業は、知識を得るだけでなく、様々なバックグラウンドをもつクラスメートと交流し、新しい価値観に触れることのできる非常に良い機会となっています。
最後になりますが、早くも留学生活の折り返し地点にきており、時間の流れの早さに驚いているところです。正直、留学前は先輩方のブログを読みながら、「留学生活を通して、日本にいた時からは想像ができないような自分になれるのでは…?」などと思っていたりしました。しかし、実際に今ここにいるのは、あくまでこれまで生きてきた地続きの自分だと実感しています。
このような現実感を持ったからこそ、今後も日々の出来事に対する新鮮さと好奇心を忘れずに、等身大の自分で過ごしていければと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました!






