Ma vie à Bordeaux
Bonjour ! 法文学部人文学科比較地域環境コース考古学専攻の岡村誉子です。私は2017/09/01ー2018/05/31の間、フランスのボルドー・モンテーニュ大学に交換留学第一期生として留学していました。
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ボルドーはパリの南西に位置し、ガロンヌ川に面した港町です。街が川に沿って三日月形に形成されていることから、月の港と呼ばれています。また、街の中核の歴史地区は「月の港ボルドー」としてフランスの世界遺産に登録されています。ボルドーワインの産地でもあり、郊外や大学の周辺にはぶどう畑が広がっています。そのほかにも、ボルドー名物にはカヌレがあります。
ガロンヌ川沿い:街の人は、天気のいい日は散歩したり、手前(写真には写っていませんが)にある芝生で日向ぼっこやピクニックを楽しんでいます
おしゃれなワイナリ―:壁一面ワインです。シャトー見学も行きました。
カヌレ:卵の白身をワインの澱の除去に使っており、余った黄身の利用法として生まれた…らしい
ボルドー・モンテーニュ大学は文系の学部で構成されています。ボルドー近郊のペサックという地域に大学と学生寮があります。
私の留学は2017年3月(3年生に進級する直前)に決定したため、急に始まった手続きに戸惑いました。「フランスに行ける!」という喜びもつかの間、読めないフランス語でやってくるメール・書類、ゼミの演習に日々追われて、3年の前期はとてもつらかったです。でも、以前フランスへ留学した先輩やフランス人留学生のお手伝いのおかげで、メール・書類を解読することができました。寮の手続きやビザの申請に必要な書類等に漏れの無いよう、毎日チェックしていました。入学許可証が届いたのは4月の半ば、寮の決定の知らせは6月の半ばでした。
フランス行きのチケットを買ったのは7月26日です。買うのが少し遅かったので、安いチケットは乗り換えの多いものか乗り継ぎ時間の長いものしかありませんでした。結局、香港空港で20時間の乗り継ぎ待ち…つらかったです。
ボルドー・モンテーニュ大学付属の語学学校DEFLEに通っていました。新学期が始まる前の週に実力テストが実施され、その結果によってクラスが分けられていました。1学期に私が振り分けられたのは一番下のクラスでした…。クラスごとに時間割が設定されており、文法、作文、リスニング、オーラル、発音、文章理解、文化などの授業があります。Niveau3からは選択授業を取ることが出来ます。クラスは20人前後で構成されていて、国籍・年齢はバラバラで、パートナーがフランス人だから・仕事でフランスに住むからなど様々な理由を持ってフランス語を学んでいます。DEFLEには交換留学でやってきている日本人学生が多く、みんなで情報共有したり、日本の食材を分けたりしていました。
授業中、クラスメイトがたくさん発言したり質問したりすることに衝撃を受けました。日本の授業では、指名されてから発言したり授業後に個別で質問したりすることの方が多かったし、間違った文法・発音で話すのは恥ずかしいと思っていたので…。でも、その授業スタイルに慣れてからは、自分から積極的に発言・質問するように心がけていました。先生方もクラスメイトも私の言葉を聞き取ろうとしてくれていたので、話しやすかったです。
クラスメイトと一緒に、先生のためにサプライズバースデーパーティー
放課後は街へ出て買い物をしたり、授業の復習や宿題をしていました。川沿いを散歩したり、カフェ開拓に行ったり、日本の家族・友達にメッセージを送っていました。また、私の友達は、ラーメン屋さんでアルバイトをしていました。わたしも、お世話になっている日本語学科の先生のお宅でベビーシッターをしていました。
空きコマを利用して、日本語学科の授業ボランティアも行ったりフランス人の友達が受けている授業の聴講に行きました。外国で日本語や日本の文化・歴史をどのように捉え学んでいるかを知ることができました。
週末には近場へ1泊2日で旅行に行ったり、授業の復習・宿題をしたり、日本語学科の友達に日本史を教えたりしていました。土曜日は、街に人があふれ賑やかですが、日曜日は街のお店もスーパーも閉まっているので、買い出しは土曜日までに済ませていました。また、友達と集まってソワレ(一緒にお酒を飲んだり、おしゃべりしたり…)をよくしていました。
交換留学生は、優先的に大学の学生寮に入居することができます。寮の手続きは5月から6月の間にCROUS(寮を管理している機関)とメールや書類の郵送で行いました。
寮はVillage3(243€)、Village5(243€)、Village6(146?€)から選ぶことができます。どこに住んでも個室があてがわれますが、Village3は共同キッチンか個人のキッチンかを選択できます。Village5は1フロア5人の共同キッチンです。どちらも個室にトイレやシャワーがついています。Village6は、共同キッチン・共同トイレ・共同シャワーです。私は、Village3のキッチンのある部屋に住んでいました(ラッキー☆)。
広くはないですが最低限の家具もついています:窓の外にはぶどう畑も見えます
食事は、普段は自炊していました。コンビニなんてないし、フランスは食料品が日本よりも安いので自炊がお得だとと思います!お昼は友達と食堂を利用することもありました。自炊に自信がなくても、街や大学の周辺にはケバブ屋さんもパン屋さんもあるから大丈夫!(だと思います。)
↓ 食堂のワンプレートランチ(3.25€~)(左)と 自分で作ったドライカレー(右)
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DEFLEの年間予定は、
Semestre1:9月中旬~12月中旬(10月の終わりに一週間の秋休み)
*12月中旬~1月下旬:クリスマス休暇*
Semestre2:1月末~5月中旬(2月に一週間の冬休み・4月に2週間の春休み)
*5月中旬~夏休み*
となっており、長期休暇がたくさんあります。ヴァカンス前後のクラスメイトや先生方と話題は、もっぱらヴァカンスの過ごし方です。私もこの長期休暇を利用して、フランス国内やヨーロッパを旅行して回りました!交通手段・宿泊先の確保、旅行先でのハプニング…大変なことはいろいろありましたが、友達や現地の方に助けられて旅行を楽しむことができました!感謝しきれません。ありがとう!(;ω;`)
行ったところ→アルカッション(10月)、モン=ド=マルサン(10月)、トゥール(11月)、バイヨンヌ(11月)、ディジョン・ボーヌ(11月)、ベルリン・ミュンヘン・ストラスブール(12月)、レンヌ(1月)、ラロッシェル(2月)、ベルジュラック(2月)、サンタンデール・ビルバオ(3月)、パリ(4月)、ブリュッセル・アムステルダム(4月)、マラケシュ(5月)、ペリグー(6月)、サンテミリオン(6月)
ストラスブール:クリスマス前後はヨーロッパ各地でMarché de Noëlが開かれています
まだまだ行き足りないくらいでした。日本にいるうちにもっと貯金をしておけば…と何度も思いました、笑 でも、ひとまずヨーロッパのクリスマスもアフリカの初夏・砂漠も自分の肌で感じることができて本当にうれしかったです。