2015年10月から2016年10月まで1年間、オーストラリアのニューイングランド大学に留学していました。
大学のあるアーミデールという町は、オーストラリアの南東に位置する、人口50,000人の小さな田舎町です。
あの広大なオーストラリアの田舎というだけあって、大学内でも野生のコアラやカンガルーが見られます!(右写真:学内の木にいたコアラ)
ニューイングランド大学はインターネットを通しての遠隔教育が大変進んでいる大学で、国内外に何万と生徒がいますが、実際にキャンパスで勉強している生徒も多く、生徒数は鹿大と同じぐらいだと思います(うち、日本人留学生は8人前後)。キャンパスの広さも、鹿大の3つのキャンパスを全て合わせたぐらいの大きさです。
語学学校
1年間のうちの半年以上は、大学付属の語学学校に通っていました。
毎日朝9時から夕方4時まで、英語で英語の勉強です。休み時間が長いのでそれほど大変だと思ったことはありませんが、レベル3・4の宿題の量は相当でした。でもその分、英語の力は確実についたと思います。
そして、語学学校で一番良かったことは友達がたくさんできたことです。私が行った語学学校には中国人とサウジアラビア人がかなりの数いましたが、他にもフィリピンや台湾、ネパールやインドネシアから来ている人もいて、様々な国の人と交流できました。
クラスの女の子だけでホームパーティーをした時に、サウジアラビア人の子がいつも巻いているスカーフをとってくれたことはとても印象に残っています。国や文化が違っても、休暇中旅行に一緒に行くぐらい、仲良くなることが出来ました。
学部での勉強
語学学校卒業後は、現地の学生と同様に学部で勉強をしました。専門ではなかったのですが、経済系の授業と平和学の授業をとっていました。クラスに留学生は私1人という状況もあったため、授業中のディスカッションは毎回緊張していたことを覚えています。
予習・復習が大変なのはもちろん、中間休みの旅行先でレポートに追われたのは大変でした。ただ、日本人1人でネイティヴに混じってネイティヴの先生の講義を受けるというのは二度とない貴重な機会です。
寮での生活
留学中、私はずっと大学の寮に住んでいました。留学生も現地の学生も混ざった寮なので、英語を聞けない心配をすることもありません。私の建物は8人でリビング、キッチン、バスルームを共有していました。リビングでオーストラリア人のシェアメイトとオリンピックを観たのはいい思い出です。
私は宿題で忙しくて部屋にこもりがちでしたが、例えば料理中のちょっとした会話もとてもいい勉強になります。(右写真:リビング)
休日
土日は街でショッピングとか市場とか。長い休みは国内(人によっては国外)旅行。
車で1時間ほどの所でbush walking (ハイキング) ができます。→
←年に1回、Autumn Festivalで町に住む
外国人がパレードをします。
私も日本人として参加しました。
ご飯はだいたいこんな感じで1枚のお皿に
野菜・肉・ポテトがのっています。→
多民族国家であるオーストラリアに留学して、様々な人に出会い、様々な経験ができました。何か問題があっても海外では自分で何とかするしかないので、問題解決能力がつきました。自立するには留学がぴったりだと思います。