Moin!
教育学部4年の田中です。
私は2018.09-2019.07までドイツ・オルデンブルク大学へ留学していました。
今回、このページを通してみなさんに私が経験した留学について簡潔にお伝えできればな、と思っています。
オルデンブルク(Oldenburg)
オルデンブルクはドイツ北西部、ニーダーザクセン州にある街です。
人口はおよそ17万人の小さな街で、街の人々は主にバスや自転車を利用して移動しています。
街の中心部にある広場です。
オルデンブルクでは多くの人が自転車を利用しています。写真では伝わりにくいですが…
ドイツにはS-bahn(都市内の鉄道)、U-bahn(地下鉄)、Tram(路面電車)、バスが主な交通手段として利用されていますが、この街にはバスしかありません。
そこで僕たち留学生を含む住民は、効率よくバスを利用するためによく路線を調べることや自転車を手に入れることが重要になってきます。
ちなみに、オルデンブルク大学に所属する学生はCampus cardと呼ばれる学生証を持っていれば、オルデンブルク内でのバス利用から、ニーダーザクセン州内での列車移動(車両の種類に制限あり)が無料になります!
私はこの学生証を、大学のインターナショナルオリエンテーションで受け取りました。
自転車を手に入れるまで、そして雨の日の外出にバス利用は不可欠になると思うので必ず持ち歩くようにしていました。
Botanischergarten(植物園)です。
無料で入場可能なこの植物園では、世界各地の多種多様な植物を拝めることが可能です。
暖かい日は園内の広場で横になってゆっくりと時間を過ごす人もいます。
私も時間があるときはよくここに来てただ横になって読書をしたり昼寝をしていました。
オルデンブルク大学
州立教育専門大学を前身とする、1973年に創設された大学です。
5学部21学科を擁するキャンパス型の大学で、敷地はそこまで大きくありません。
学生はそれぞれ各自のホームページから授業を履修して時間割を組みます。比較的鹿児島大学と似た形でしたが、オリエンテーションウィーク中には履修についてコーディネーターが相談に乗ってくれるので、まずは自分の学部学科のコーディネーターは誰であるかを把握して連絡をとってみるのがいいかも知れません。ドイツ語は全留学生が必修で、週6時間の授業があります。同じレベルの学生たちが集まるのでコミュニケーションがとりやすく、個人的に友人が作りやすかった環境だったと思います。
日常的に多くの学生が利用する図書館です。
ここは図書館の2階にあるカフェで、図書館内で唯一飲食ができるスペースになっています。
留学生活の中で寮と並ぶほど多くの時間を過ごした場所で、1人で勉強するときも友人と勉強するときもよく来ていました。最も多く訪れた理由はタンデムスピーキングです。
タンデムスピーキングはお互いの母語を教え合うための活動で、大学がオフィシャルのプログラムを用意していますが、大半が友人同士で気軽に行っているイメージでした。
僕の場合は、日本語を学習したいドイツ人とお互いに教え合うことでコミュニケーションを図っていました。僕はドイツ語の授業後に必ず友人と会う機会を作り、課題を終わらせることと授業内容を復習することを意識していました。
その他
ドイツに行ったらぜひ!サッカー観戦に行ってみてください。
週末になると多くのドイツ人がスタジアムに向けて足を運んでいます。
写真はオルデンブルクから電車で40分(もちろん無料です!)のブレーメンにあるスタジアムです。(Weser Stadionといいます。)
チケットは€25~35で購入することができます。このスタジアムを本拠地にしている、
ヴェルダー・ブレーメンといえば現在鹿児島出身の大迫勇也選手が所属しています。私も生で大迫選手を観ることができました…!
スタジアムに行けないな、というときでもオルデンブルク中心地にあるほとんどのバーでは、試合があるたびにライブ放映しています。自分なりのプランでぜひドイツ人のサッカーライフに触れてみてくださいね。
留学中は旅行の機会、選択肢も多くあると思います。
電車、バス、飛行機を駆使して多くの街を訪れることでより多くの文化に触れることができると思います。
写真はミュンヘン中心部の街並みです。
この日はよく晴れていて画面右手前のRathaus(旧市庁舎)、画面左のFrauenkirche(聖母教会)、画面右奥にある黄色い建物のResident(宮殿)がハッキリ見えています。
ドイツ南東部位置するミュンヘンは、建築物の様式や規模がオルデンブルクと大きく異なります。ミュンヘンはお気に入りの街で留学期間中に5回ほど訪れました。
多くの観光地やお気に入りのスポットがあるのですがすべて話すとかなり長くなるので…
ぜひ訪れてみてください!
最後に、
この留学を経験したことで、全く知らない環境+上手く扱うことのできない言語での生活を経験できました。慣れるまでかなりストレスフルな日々が続きましたが、うまい具合に自分と自分の環境を調整するコントロール能力が身についたのではないかな、と主観的に思っています。知らない環境での人間関係の構築は、自分がどういう人間なのかがわかるいいきっかけになりました。
また、「もっと留学中にこうしていれば」と悔やむことはもうできないことなので、いかに事前に準備しておくかが重要だと感じました。語学はもちろん自分の専門に直接関係のない話題でもあらかじめ知識をいれておくことで、留学中の経験と結びつけて自分なりの結論を持つことができるようになると思います。
一留学経験者の意見ではあるのですが、留学を考えているみなさんの少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました!
Viel Spaß dein Austauschprogram!!