オーストラリア・ニューイングランド大学に留学

こんにちは。
法文学部人文学科ヨーロッパ・アメリカ文化コース4年の有島です。
2019年7月から2020年3月まで(本来は2020年6月までの予定でしたが、コロナウイルスの影響で途中帰国しました)、オーストラリアのニューイングランド大学に留学していました。
このページでは、私の留学について紹介したいと思います。(ニューイングランド大学にあるBooloominbahという建物です)
今回私が留学をした理由は、鹿児島大学で専攻している英語学(言語学)について、英語圏の大学で勉強してみたかったのと、自分の英語力を伸ばしたかったからです。オーストラリアを選んだのは、2年生のときにP-SEGの研修でアメリカに行ったことがあったので、行ったことがない国に留学したいと思い、また日本と時差がない国がいいという理由でした。その中でもニューイングランド大学は、言語学が勉強できるとホームページに詳しく書いてあったので、ここなら自分の勉強したいことが勉強できそうだ、と思ったので選びました。

ニューイングランド大学について
私が留学していたニューイングランド大学は、オーストラリア ニューサウスウェールズ州のアーミデールという町にあります。場所をざっくり言うと、ブリスベンとシドニーの中間くらいのところです。
人口は約2万5000人で、留学先としてはかなり小さい町だと思います。ニューイングランド大学は街の中心部からは離れたところにあり、野生のカンガルーが見られることもあるほど自然豊かなキャンパスです。

大学での勉強について
ここからは、ニューイングランド大学で私が受けた授業について紹介します。ニューイングランド大学は3学期制で、3月~6月がTrimester 1(1学期)、7月~10月がTrimester 2(2学期)、11月~2月がTrimester 3(3学期)となっています。Trimester 3はオンラインのみの開講なので、交換留学生は受講できません。そのため私は、2019年7月~10月のTrimester 2、2020年3月~6月のTrimester 1(4月~6月は日本でオンライン受講していました)で大学の学部の授業を受けていました。
授業は1つの学期で3~4科目取ることができます。私はどちらの学期も3科目ずつ受講していました。言語学の科目を中心に受けていましたが、社会学や中国語入門の授業も受けました。特に印象に残っている授業は、Trimester 2に受けた’Foundations of Linguistics’という授業です。言語学の中の様々な分野(形態論、音声学、統語論など)について毎回学び、そのあと演習問題を解くという授業でした。受講している学生が5人しかいない少人数の授業で、先生から日本語について質問され、他の学生の前でホワイトボードを使って日本語の文法について説明したこともありました。とても緊張しましたが、日本語を学んでいる学生がクラスにいたので、その人たちの助けを借りながらなんとか説明することができました。この経験は、自分自身の言語学の勉強にもすごく役立ったと思います。

寮での生活について
私は留学中、Mary White Collegeという寮に住んでいました。大学内には寮がたくさんありますが、その中でも一番キャンパスに近い寮でした。(到着直後の写真なので物が全然ありません…すみません)
寮は1人部屋で、トイレ、シャワー、キッチンは共同です。私は食事付きのプランで申し込んだので、日曜日から木曜日はバイキング形式の夕食がついていました。
WiFiがきちんと整備されている、勉強するスペースが確保されている、平日は毎日共用部分の清掃が入るなど快適な設備でした。ただ、たまに廊下で騒ぐ学生がいたり、夏になると虫が部屋に出たりするのは嫌でしたが、全体的に見ればかなり過ごしやすい寮だと思います。
寮では、フォーマルディナーも定期的にありました。日本の大学にはない、フォーマルな服装でコース料理を食べるという経験ができて新鮮でした。(3月の学期初めのCommencement dinnerでのメイン料理)

休み期間の過ごし方
私は休みの期間が長かったので、その期間で旅行やボランティア活動をしました。旅行は、シドニー、ブリスベン、ゴールドコースト、キャンベラ、メルボルンなど主要な都市に行きました。住んでいたアーミデールが小さな町だったので、旅行に行くことで、オーストラリアの大都市と小さな町両方を知ることができました。(シドニーのオペラハウス)(メルボルンのBrighton beach)(オーストラリアの動物園では至近距離でカンガルーを見たり触れたりできます)
ボランティア活動は、地域の小学校で日本文化を紹介したり、大学のCulture Festというイベントでお好み焼きを手作りして振舞ったりしました。(小学校でのIntercultural day)

最後に
今回の留学を通して、勉強でもそれ以外の部分でも有意義な経験がたくさんできたと思います。実際に言語学について留学前より知識が増えたと思いますし、普段の生活やボランティアなどの活動によって英語力も上げることができたと自分で感じています。言葉が通じなかったり、異文化の中での生活で大変なこともたくさんありましたが、日本ではできない貴重な経験がたくさんできたので、本当に留学して良かったと思います。このページを読んで留学に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。