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ファームステイ in 出水

出水でファームステイ体験

2019年7月、世界展開力強化事業の日本文化論コースの一環として、私はタイのブーラパー大学と台湾の国立成功大学から来た学生たちを出水へ同行させていただきました。

主要都市以外は、日本のほとんどは未だに農場や田舎に囲まれています。出水も例外ではありません。タイや台湾からの留学生には、地元の人たちとの触れ合いを通して、出水の自然や地域文化に触れてもらいたいと考えていました。そのためには、日本で言う「農家民泊」が最適でしょう。これらの農家のB&Bスタイルの宿泊施設は、ホテルに比べてお得でホスピタリティの高い上に、一泊10,000円以下という低価格を実現しています。通常、農場滞在中には、農業観光体験が含まれています。これは農場やホストによって様々な形をとることができます。この他にも、ホテルに滞在していては得られない日本文化の体験がたくさんあります。例えば、日本では、玄館で家に入る前に靴を脱いだり、囲炉裏で食事をしたり、畳の部屋で布団を敷いて寝たりする習慣です。

私のグループのホストは大平さんで、新鮮な魚と美しい景色で有名な長島への小旅行に連れて行ってくれました。大平さんは、この日のために美味しい鯛を買ってきて焼いてくれた後、かつて武家屋敷だった家に連れて行ってくれました。客室は広々としていて、部屋の真ん中にはイロリがありました。夕食は、大平さんと素敵な奥様の幸子さんが、鶏の丸焼き、焼き魚、焼き野菜、庭で収穫したサラダなど、豪華なご馳走を用意してくれました。

デザートは同僚と私が収穫した新鮮なスイカでした。夜遅くまで食べて飲んで、ホストと文化体験を共有しながらパーティーをしました。現在70歳の大平さんは、アメリカのパナソニックで営業とマーケティングの仕事をしていたことを知りました。退職して間もなく、奥様ご夫妻は、世界中の人との出会いや文化交流を楽しむために、ファームステイのホストを始めました。大平さん一家だけではありません。出水には、約18の家庭がファームステイを提供しており、それぞれの家庭が独自の農業体験を提供しています。

例えば、グループの何人かの学生はホストファミリーに連れられて地元の山のトワイライトツアーに参加して鹿の観察を楽しんだり、果樹園で柑橘系の果物を摘んだりしました。また、別のグループは子牛に餌を与えたり、世話をしたりして楽しみ、何人かの生徒は蜂蜜を抽出して作ることにも挑戦しました。全員が美しく、忘れられない思い出を持って帰ってきました。

旬の食材を使った家庭料理と、田舎での本格的な日本の生活スタイルを体験したい方は、ぜひこの様な宿泊施設を利用してみてはいかがでしょうか。真の日本のおもてなしの温かさと優しさに、誰しもきっと癒やされることでしょう。

大平ご夫妻

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