こんにちは。法文学部人文学科4年の野間です。私は、2019年の8月からタイのカセサート大学に約8か月間留学をしていました。(10か月間の留学の予定が、コロナウイルスの世界的流行により帰国となり、残り2か月は日本でオンライン授業を受講していました。)
これから、私の留学生活を紹介します。
私が留学をしようと思ったきっかけは、大学に入学し留学生の友達ができたことです。もともと英語を話すことに興味はありましたが、留学生の友達に出会い彼らと関わる中で自分が想像以上に固定概念が強いということに気づきました。このままではマズいと感じ、本格的に留学を考えるようになりました。タイ留学を希望した理由は、英語で講義が受けられること、JASSOの奨学金のみで生活が可能であること、発展し続ける国に身を置けることです。
(カセサート大学人文学部前)
はじめに、カセサート大学についてです。
カセサート大学は、バンコクにあります。とはいうものの、バンコクはとても広く、カセサート大学はバンコクの中でも田舎にあり、中心地までBTS(モノレール)で45分ぐらいかかります。キャンパスがとても広く、大学内もスクールバスで移動します。
講義は、多くが1科目3時間です。教員によって異なりますが、講義の途中に10~15分休憩があります。私は、KITMANというツーリズムを学ぶコースに所属していました。留学生はどの学部・学年の講義であっても基本的に受講できますが、はじめは1年生向けの概説のような授業をお勧めします。学年が上がるにつれて、授業の難易度が上がり課題(主にプレゼンテーション課題)もかなり増えていきます。
個人的には、「Visual Culture and Life」「Sustainable Tourism Planning and Development」という講義が印象的でした。「Visual Culture and Life」はタイの映像作品を沢山視聴でき勉強になりました。「Sustainable Tourism Planning and Development」はサムイ島へのフィールドトリップに参加でき、ローカルな体験や美しい島の景色を見れたことが特に記憶に残っています。
(フィールドトリップの様子)
次に、クリッサナ寮についてです。
写真は左から、入り口、洗面台、リビングです。寮の部屋は2人部屋ですが、家賃が約2万円であったので私は1人暮らしをしました。今まで実家生活をしていたので、この際何でも経験しようと思い1人部屋にしました。自分の空間が必要な方にはお勧めです。部屋はとても広く、家具も揃っているので快適に暮らせます。ただ、私の唯一のストレスはGが出ることでした。空いている隙間は工夫して閉じてください。そうすれば彼らに会うことなくより快適に過ごせます。
次に食事についてです。タイは物価が安く、学食や屋台でごはんを食べると1食100円~300円で済ませることができます。しかし、私は屋台料理に苦手意識がありタイ料理に慣れるまで時間がかかりました。いくら物価が安いとはいえ、日本食を食べようとすると1000円はかかります。食費は人それぞれであると思いますが、私の場合は1か月約1万5000円でした。
(左:約300円 右:約170円)
加えて、タイには校内にも多くのカフェがあります。私は学内にある約300円のケーキセットがお気に入りでした。Wifi設備も整っており、勉強場所としてお勧めです。
私が学校生活の中で後期になっても困難に感じたことは、、、履修登録です。登録時も変更時も各授業教授のサインと自分の担当教員のサインが必要となります。留学生はオンラインでは登録不可能また、締め切りも各学部や事務所によって異なるため、少し面倒ですが友達と協力して頑張ってください。
最後に、、、私は留学をするまでタイを訪れたことがありませんでした。もちろん出発前に、言語や国について基本的な勉強はしましたが、生活をしている想像ができず不安が大きかったのを覚えています。実際タイに着いたばかりの頃は、街の独特な臭いと屋台料理に衝撃を受け、ここでは生きていけないのではと感じていました。しかし、帰国前には本当に帰りたくないという気持ちでした。留学先に行ってしまえば生活に慣れ、発生する問題も意外となんとかなります。なんとかできるようになる力がつきます。言語の壁や文化の違いなど苦悩もありましたが、タイであったからこそ学ぶことや感じたことが多かったです。このご時世、海外に行くことですら難しいとは思いますが、留学に興味を持っている皆さん、ぜひ、タイへの留学も視野に入れてみて下さい。