フランスレンヌ

みなさんこんにちは。
私は法文学部人文学科に在籍しています。

協定を結んでいるフランスのレンヌ第2大学へ留学していたので、現地での体験をまとめます。

留学国:フランス
地域:ブルターニュ地方の中心都市、レンヌ
派遣大学先:レンヌ第2大学
留学の目的
①フランス語の上達
②グローバルな視野を養う
③異文化交流、異文化理解
④自分自身の人間的な成長

留学前の考えは、ヨーロッパオシャレ✨ とか 自分変われるかも とか フランス語ペラペラになれそう!
と安逸に思っていた部分もあったけれども、現実はそんなに甘くなかったですね(^^;)

ブルターニュは以前は一つの独立した国家だったため、いまでも独自の文化が根強く残っています。ガレットと呼ばれるそば粉のクレープが有名です。有名な世界遺産であるモンサンミシェルが近くにあります。到着してまもなくある留学生向けのイベントでモンサンミシェル訪問日帰りツアーがあります。

レンヌはブルターニュの首府ですが、街の中央に程よくお店があるという感じで、基本的にのどかなところです。学生の街として知られており、若者が多いです。

大学での授業に登録するには最低でもB1以上の語学力が必要になるため、現地では語学学校(CIREFE)に通っていました。

文法、聞きとり、書き取り、会話、発音、文化などの授業があります。

毎回宿題があり、各授業のテストも1か月に1回のペースで行われるため、毎日授業後の復習が必要です。

様々な国や年齢の人と話す機会があり、価値観や文化の違いを学ぶことができます。

1コマ2時間、平均1日2コマ

日本人は文法や書くことは得意ですが、話すことは苦手です。

反対に他の国のクラスメートは書くことは苦手ですが、話すことがとても上手です。

最初はクラスでのフランス語の会話についていくのが難しくどうしていいか分かりませんでしたが、話そうと努めるようにしていると、相手も聞こうとしてくれるので、何かしら話そうと続けて挑戦し慣れていきました。

授業のある期間は、平日の日中は授業、放課後は買い物や宿題をして過ごします。

海外では様々な国の人と接しますが、もっている価値観は本当に人それぞれです。

 また、海外では自分の意見を積極的に述べることが当たり前なので、そのような環境のなかで人の意見に流されるがままにならないよう、自分の考えの軸をもってしっかり分別できるようになっておくことが必要だと感じました。

~寮での生活~
寮のタイプはコンフォートとスタンダードがあり、わたしはコンフォートを選びました。
寮費は光熱費、水道料込みで月269.83€でした。とても清潔で、快適でした。コンフォートはキッチンだけ共同で、あとは1人1部屋の個室にバス、トイレ、洗面がついています。狭いですが、そのうち慣れました(^^;)
食事はほとんど自炊していました。
 
 フランスといえばチーズ?
専門店で注文できるほど詳しくないので、とりあえずスーパーに売っているものを順に試していきました。
青カビチーズは干し草のような味で、加熱すれば何とか食べられるかなという感じ。
写真右のチーズは中がとろけるタイプのものでとても美味しかったです。
そのまま食べたり、乾燥ハーブをまぶして食べたり、パンにつけて食べたりしました。
現地での主食と言えばやはりパンでした。
すぐに固くなってしまうのが難点ですが・・・
パンと言えばバターですが、フランスのバターはやはり日本のバターより美味しいです!
フランスでは Beurre doux という甘いバターが一般的ですが、
塩の産地であるブルターニュでは Beurre salé という塩味のバターがよく食べられます。
個人的には塩味バターの方が美味しいと感じました。
 グラノーラのようなものも日本より種類が豊富だったのでよく買って食べていました。
 
 フランスのいわゆるプリンである、クリームブリュレも美味しかったです。
レストランで食べるものが一番ですが、写真のスーパーで買ったものも十分満足な味でした。
~休日の過ごし方~

レンヌでは毎週土曜日の朝、メトロで2駅ほどのところにあるリス広場で大きな市場が開かれます。

土曜の午前中は市場で買い物をして過ごし、午後からはフランス人と会話練習をしたり、街で買い物したりして過ごします。

日曜日は、フランスではほぼすべてのお店が閉まっているので、

日本の家族や友人とスカイプしたり、散歩したり、

たまに近場の観光に出かけたりもしました。

サン・マロという港町。

砂浜や石づくりの城壁があって景色がよく、お土産屋さんなどもあるのでちょっとしたおでかけに人気です。CIREFEが企画するexcursion(日帰り旅行?)でいったブロセリアンドの森

塩で有名なゲランド

レストランのデザートは少し高いですが美味しいです。
レンヌからパリまではTGV(新幹線のような)で2時間半、バスで4時間ほど。
バスで行けば片道13€ほどで行くこともできるので土日でパリ観光に行くことも可能です。
ルーブル美術館
作品数が多すぎて回るのに疲れました(^^;)
個人的にはオルセー美術館の方がお薦めです。
交換留学でフランスの大学の学生証を持っていたのでパリの美術館は無料でした!
ユーロ圏内の他の国でもほとんどの美術館で無料や学生割引で入館できました。
ヨーロッパでは芸術が身近にあります。
ノートルダム大聖堂
教会巡りをするのも楽しかったです。教会によって趣が異なるので味わい深いです。
運よく調律師の方がオルガンを弾いているところに居合わせると、オルガンの音色も楽しむことができます。
日本ではなかなか聞くことができませんが、オルガンの重厚感のある音色は耳に心地よい感じ。
スリにもあわず、平和に過ごせましたが、パリでは至る所で拳銃をもった軍人さんを見ました(*_*;
パリに行かれる方いましたら気をつけてください。
~長期休暇中~
 CIREFEの年間予定は
9月中旬~12月中旬 第1学期(うち10月に1週間ほど秋休み)
12月中旬~1月末 クリスマス休暇+冬休み
2月初め~5月中旬 第2学期(うち4月に2週間ほど春休み)
5月中旬~夏休み
といった具合で、長期休暇がたくさんある+1度が長いです。
この長期休暇を利用して、フランス国内はもちろんヨーロッパ各地をたくさん巡りました。
留学中は自ら動かなければ誰もやってくれないので、挑戦心と行動力が必須だと感じました。
また、たくさん時間があるからこそ、時間をうまく管理できないと何もできずに終わってしまいます(´;ω;`)
留学期間を有意義に過ごせるかどうか、時間管理能力が試されますね。
ストラスブール(10月)
フランクフルト(12月)
ニュルンベルク(12月)
ヨーロッパではクリスマスを家族と過ごすため、クリスマス前後はきれいにお店が閉まります。
クリスマスマーケットも22日まで。
ローテンブルク(12月)
 ドイツは食べ物が安かったです。
チューリッヒ(1月)
ヨーロッパで旅をするときはユースホステルやAirBNBなどを利用することも多いと思いますが、
キッチン付きのアパートメントタイプのホテルもおすすめです。
ユースホステルに比べると少し値段が高いですが
鍋や包丁など完備されているので、スーパーで材料さえ買えば旅行先でも自炊ができます。
ボルドー(4月)
 4月ですがもう半袖でいいくらいに温かかったです。開放的でいい町でした。
カヌレが美味しかったです?
バルセロナ(4月)
サグラダファミリア!建築美に圧巻しました✨
 展望台は普通でしたが、外と中はすごかったです。個人的に絶対行くべきだと思います。
グラナダ(4月)
海を越えたらアフリカというだけあって、熱帯を感じさせる町でした。
同じスペインでも北と南で全く雰囲気が異なりました。
マルセイユ(4月)
Savon de Marseille(マルセイユ石鹸)で知られる町。海が透き通っていてきれいでした。
モナコ(4月)
住むのは難しいけれども、行くのは簡単。
ニースから電車で30分ほどであっという間に着いてしまう公国。
どこにいってもセレブを思わせる国でした。
~最後に~
3年次に留学が決まり、4年前期から5年目の前期まで留学しました。
帰国後は卒論と就活を同時並行で進めなければならなかったのでとても慌ただしかったですが
どちらもなんとか終わらせることができました(^^;)
大変ではありましたが、思いきって留学してよかったと思っています。